転職のメリットとデメリットを実体験から解説

転職を考えている人

転職はしたいけれど勇気が出せずになかなか踏み切れません。転職をするとどんなメリットがあるのか、逆にどんなデメリットがあるのかも知ったうえで判断したいです。

こんにちは、どらすた(@drastablog)です。

本日はこんなお悩みを解決していこうと思います。

こんな悩みを抱えている人向けの記事です

・転職をしたいけれど、なかなか勇気が出ない

・転職をするとどんなメリットがあるか知りたい

・転職によるデメリットや、後悔しやすいポイントも事前に知っておきたい

本記事の信憑性

・僕は新卒で入社した会社を1年で辞めて転職した経験があります

・転職によって得られたものもあれば、失ったものもありました

・企業研究を丁寧に行ったことで、納得できる転職先を選ぶことができました

転職をするって簡単なことではないし、少し怖いというイメージですよね。今いる会社と比べて環境も収入も人間関係も変わってしまうし、それなりの勇気が必要です。

この記事では、転職で得られるものと失うものの両方を、僕の実体験を交えながらお伝えします。メリットだけでなく、デメリットや後悔しやすいポイントも知ったうえで判断していただければと思います。


転職で得られるもの

過去の僕は新卒で入社したIT企業を1年で退職して、別のIT企業へ転職した経験があります。

転職をしたことで得られたものはたくさんありましたが、良いことばかりではなかったのも事実です。まずは僕が感じたメリットから、良い面と気をつけたい面の両方を交えて紹介します。

転職で得られるものを下記にまとめます。

転職で得られるものの一覧

・人間関係をリセットできる

・スキルアップできる環境に変えられる

・自分の市場価値を知ることができる

・収入が変わる可能性がある

上から順に詳しく解説していきましょう。

転職で得られるもの①人間関係をリセットできる

Aさん

今の会社の雰囲気があまり自分に合っておらず、先輩や同僚と良い人間関係が構築できていません。

Bさん

仕事で成果を出したとしても、上司にあまり好かれていないのか正当な評価をしてくれません。

上記のような『人間関係』の悩みを、環境ごと変えられる可能性があるのが転職のメリットの1つです。

特にBさんのように仕事でしっかりとした成果を出しているにも関わらず、正当な評価をされていない場合は要注意です。

『自分は努力しているのに…』と仕事のモチベーション低下に繋がりますし、今後の収入アップにも影響してきます。

仕事をする上で人間関係というものは、とても重要な役割を果たします。

人間関係の面でストレスや悩みを今の環境の中だけで解消しようとしても、改善するまでに時間がかかりますし、そもそも改善する保証もありません。

転職をすれば、早ければ1か月ほどで新しい環境に身を置き直すこともできます。

ただし正直に言うと、人間関係は「リセット」であって「消える」わけではありません。今の職場で築いてきた良い関係を手放すことにもなりますし、新しい職場でまた一から関係を作り直す必要があります。この点は、後ほどデメリットの章でも詳しく触れます。

転職で得られるもの②スキルアップできる環境に変えられる

『今の会社にこのまま居続けてもスキルアップができなそう…』と感じた場合、転職によりその環境を変えられます。

スキルアップしにくい環境の例

・上司が新しい仕事にチャレンジさせてくれない

・会社が目先の利益を優先しており、社員のスキル形成を後回しにしている

・配属された部署の仕事が、自分のやりたい仕事ではなかった

・スキルアップの為に上司に提案しても、動いてくれない

僕はITエンジニアの仕事をしていましたが、『スキルアップができない』という理由で入社1年目のときに転職をしました。

転職前の僕

プログラマーになりたくてこの会社に入って1年経ったのに、1度もプログラムを書いたことがないし、事務系の仕事ばかりでスキルアップできない。。

転職後の僕

社員のやりたいことを優先してくれる会社に入社できたおかげで、転職してすぐにプログラミングの仕事を任された!どんどんスキルを積み上げるぞ!

当時の僕はまだ入社1年目でしたが、『このまま今の会社に居続けても、身につくスキルの幅が広がらなそうだ』と判断したので、思い切って転職をしました。

結果的に、このタイミングで動いたことがその後フリーランスエンジニアとして個人で案件を受けられるスキルにもつながったと感じています。

ただしこれはあくまで僕の場合の結果であって、転職したからといって、同じようにスキルアップできるとは限りません。転職先の環境やタイミング次第では、前の会社のほうがスキルを伸ばしやすかった、ということも起こり得ます。

スキルアップできない環境はなぜ危険なのか?

そんな疑問を抱えた方は、過去に僕が執筆した記事「スキルアップできない会社にいる人へ」も参考にしてみてください。

下記2つのポイントについて深掘りして解説しています。

・スキルアップができない環境に居続けると、今後どんな未来が待っているのか

・スキルアップができない現状を、変える為にはどうしたらよいのか

転職で得られるもの③自分の市場価値を知ることができる

転職活動で様々な企業と面接をしていく中で、自分の市場価値を実感する機会が増えます。

市場価値ってなに?

難しく聞こえますが、要するに「今の会社の外に出たときに、自分のスキルや経験がどのくらい評価されるか」という物差しのようなものです。同じ会社にずっといると、社内の評価軸だけで自分を見てしまいがちですが、転職活動を通じて社外の基準に触れることで、自分の得意なことや市場での立ち位置が見えてきます。

僕の友人にも、転職によって年収を大きく上げた人がいます。

転職前の友人

とある作業Aを毎日行っています。年収300万円でボーナスなしの会社です。

転職後の友人

作業Aができることが転職中の面接で評価されて、ボーナスあり・年収500万円の会社に入社できた!

自分が当たり前のようにできている仕事が、他の会社では貴重なスキルとして評価されることがあります。同じ会社にいるだけでは気づきにくい部分です。

ただし、これは面接で高く評価されると約束されているわけではありません。業界や職種によって市場価値の測られ方は異なりますし、今の会社での評価がそのまま転職市場でも通用するとは限らない点には注意が必要です。

自分の市場価値が気になったら、実際に転職活動や面接を通じて確認してみるのも一つの方法です。

転職で得られるもの④収入が変わる可能性がある

先ほどの『自分の市場価値を知ることができる』というメリットに関連しますが、転職により収入が変わる可能性があります。

過去に僕が入社1年目のときに転職した際も、大きなスキルがあったわけではありませんでしたが、年収は20万円ほど上がりました。

なぜスキルが少ない状態でも年収を上げられたのか?

それは転職前に独学で勉強をして、『基礎的なスキルを積み上げ』『業務に関連した資格を取得』をした状態で転職活動に挑んだからです。

僕はプログラマーになりたくて転職をしようとしましたが、前の会社でスキルを積み上げることができずほぼ未経験に近い状態だったので、ORACLE MASTER Silver Oracle9i Database の勉強をして資格試験に合格してから転職活動に挑みました。

資格そのものが業務に直結するかというと微妙な面もありますが、『自ら学ぶ姿勢』を面接で伝えられたことは評価につながったと感じています。

とはいえ収入については、業界の相場や景気、応募するタイミングによっても変わります。転職をすれば収入が上がると決まっているわけではなく、下がるケースもあるということは正直にお伝えしておきます。


転職で失うもの・デメリット

ここまで転職のメリットを紹介してきましたが、メリットだけを並べると転職を煽っているように見えてしまうかもしれません。実際には、転職によって失うものもあります。ここは正直にお伝えします。

転職で失う可能性があるものを下記にまとめます。

転職で失う可能性があるものの一覧

・勤続年数がリセットされる

・築いてきた人間関係が一度リセットされる

・想定外のミスマッチが起こることがある

デメリット①勤続年数がリセットされる

転職をすると、当然ながら前の会社での勤続年数はリセットされます。役職や評価、退職金の計算など、勤続年数の長さが関わる制度がある場合、転職によってそれまでの積み上げが一度ゼロに戻ります。同じ会社に長く勤めることで得られる安定や信頼の積み重ねも、転職のたびにやり直しになるという点は覚えておく必要があります。

僕自身は1年で転職をしたので、勤続年数という意味では正直あまり積み上がっていませんでしたが、勤続年数を重視する会社では、短期間での転職歴がマイナスに見られる場面もありました。

デメリット②築いてきた人間関係を一から作り直すことになる

先ほど「人間関係をリセットできる」とメリットの面で書きましたが、裏を返せば、これまで築いてきた良い人間関係も一度リセットされるということです。今の職場に気の合う同僚や信頼できる上司がいる場合、転職はその関係を手放すことにもなります。

新しい職場ではまた一から関係を作り直す必要がありますし、新しい環境の人間関係が今より良くなるとは限りません。

デメリット③想定外のミスマッチが起こることがある

求人票や面接で聞いていた話と、実際に働き始めてからの実態が違う、ということも起こり得ます。仕事内容、社風、残業の実態などは、入社前にすべてを把握するのは簡単ではありません。

僕の周りにも、入社後にミスマッチを感じて、想定より早いタイミングで次の転職を考えた人がいます。企業研究をどれだけ丁寧にやっても、ミスマッチのリスクをゼロにすることは難しいというのが正直なところです。

転職はメリットだけでなく、こうした失うものやリスクとセットで考える必要があります。得られるものと失うものを両方理解したうえで、動くかどうかを判断することが大切です。

転職を考え始めたらやること

転職をしたい人

転職にはメリットもデメリットもあることはわかったけど、本当に転職して納得できる結果になるのか不安だなあ

転職経験者308人中、約9割が「転職してよかった」と回答

マイナビニュースが2017年に会員308人を対象に行ったアンケートでは、『転職をして良かったか』という質問に対して、全体の88%が『転職をして良かった』と回答しています。

あくまで一つの調査結果ではありますが、転職経験者308人のうち約9割が『転職してよかったと思うことがある』と回答しているのは、行動する後押しになる数字だと思います。

ただし裏を返せば、残りの1割程度は『よかったと思えなかった』と回答しているということでもあります。ここまで見てきたデメリットも踏まえたうえで、判断することが大切です。

実際に転職を考え始めたら、何から手をつければよいのでしょうか。僕の経験上、次の順番で進めるとスムーズです。

転職準備の流れ

・自己整理(なぜ転職したいのかを言語化する)

・情報収集(在職中から少しずつ動く)

・企業研究(応募したい企業を深く知る)

・応募準備(書類・面接の準備を整える)

ステップ1 自己整理:なぜ転職したいのかを言語化する

最初にやるべきは、『なぜ転職したいのか』を自分の言葉で整理することです。ここが曖昧なままだと、面接で聞かれたときにうまく答えられませんし、転職先を選ぶ軸もぶれてしまいます。

僕自身、入社1年目というタイミングで転職を決めましたが、当時何をきっかけに踏み切ったのかは別記事「入社1年目で転職を決断するきっかけ」に詳しくまとめています。同じように早いタイミングでの転職を考えている方は参考にしてみてください。

ステップ2 情報収集:在職中から少しずつ動く

自己整理ができたら、次は情報収集です。新卒採用とは違ってインターンシップや会社説明会を実施している企業は少ないですし、在職中に転職活動をする場合はそこに時間をたっぷり費やす余裕はありません。

在職中に転職活動を進める場合、今の仕事と両立しながら効率よく動く工夫が必要になります。具体的な進め方は別記事「在職中の転職活動術」でまとめているので、あわせて参考にしてください。

ステップ3 企業研究:応募したい企業を深く知る

情報収集である程度候補が絞れてきたら、次は気になる企業を深く知る『企業研究』の段階です。ここを丁寧にやるかどうかで、入社後のミスマッチの起こりやすさが変わってきます。

求人票の読み方

求人票は、給与や勤務地といった条件面だけでなく、仕事内容の書かれ方にも情報が詰まっています。仕事内容が具体的に書かれているか、それとも抽象的な表現でぼかされていないかは、判断材料の一つになります。給与に幅がある場合は、その幅のどのあたりに自分が該当しそうか、面接で確認しておくと入社後のギャップを減らせます。

面接での逆質問

企業研究で気になった点は、面接での逆質問を使って直接確認するのが一番早い方法です。『配属予定の部署の残業時間』『評価制度の具体的な仕組み』『入社後にどんな仕事から任されるか』など、求人票だけではわからない部分を聞いておくと、入社後のミスマッチを減らせます。面接の準備や当日のマナーについては、別記事「転職面接の準備・マナー」にまとめています。

口コミの見方

社員や元社員の口コミが読めるサービスも増えていますが、口コミには投稿する人の立場や感情が強く反映されます。特に退職者は、会社への不満をきっかけに投稿しているケースが多く、内容がやや辛口になりやすい傾向があります。口コミは『参考の一つ』として扱い、一つの情報源だけで判断しないことがポイントです。

求人票・逆質問・口コミ、それぞれ性質の違う情報源を組み合わせることで、入社前に企業の実態を立体的に把握しやすくなります。

ステップ4 応募準備:書類・面接の準備を整える

企業研究まで終えたら、いよいよ応募の準備です。職務経歴書や面接での転職理由の伝え方は、特に第二新卒や若手のうちは聞かれ方にクセがあるので、事前に整理しておくと安心です。

第二新卒として転職理由をどう伝えるかについては、別記事「第二新卒の転職理由の伝え方」で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。


転職して後悔しやすいパターン

最後に、転職をして後悔しやすいパターンを紹介します。得られるものとデメリットを理解したうえでも、進め方を間違えると後悔につながることがあります。

勢いだけで退職してしまう

『今すぐこの会社を辞めたい』という気持ちが強くなりすぎて、次の転職先が決まる前に退職してしまうケースです。収入が途絶えた状態での転職活動は焦りが生まれやすく、結果的に企業研究や自己整理が不十分なまま次の会社を決めてしまう、という流れにつながることがあります。

条件面だけで決めてしまう

給与や待遇などの条件はもちろん大切ですが、条件面だけで決めてしまうと、実際の仕事内容や社風が自分に合わず、結局また転職を考えることになるケースもあります。企業研究で紹介した『求人票の読み方』『逆質問』『口コミの見方』は、こうしたミスマッチを減らすためのものでもあります。

退職の伝え方でこじれてしまう

転職先が決まったあとも、今の会社への退職の伝え方次第で、円満に退職できるかどうかが変わります。伝えるタイミングや順番を間違えると、最後まで気まずい雰囲気のまま退職することになりかねません。退職意向の伝え方については、別記事「退職意向の伝え方」で具体的にまとめています。

後悔しやすいパターンの多くは、『準備不足のまま勢いで動いてしまう』ことが共通しています。メリット・デメリットを理解したうえで、落ち着いて進めることが後悔を減らす一番の近道です。


まとめ

今回は、転職で得られるメリットと、見落とされがちなデメリットの両方をお伝えしました。

この記事のまとめ

・転職では人間関係のリセット、スキルアップ、市場価値の把握、収入の変化といったメリットが期待できる

・一方で、勤続年数のリセットや人間関係の作り直し、想定外のミスマッチといったデメリットもある

・自己整理→情報収集→企業研究→応募準備の順で進めると、後悔を減らしやすい

転職は、今の会社を全否定して逃げるための手段ではなく、自分に合った環境を探すための選択肢の一つだと僕は思っています。

メリットとデメリット、その両方を理解したうえで、あなたにとって納得できる判断をしていただければと思います。

以上で終わります、ありがとうございました。

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