新入社員くん
本日はこんなお悩みを解決していこうと思います。
・会社での人間関係がうまくいかない
・仕事がなかなか覚えられない、ミスが多くて怖い
・わからないことを誰に聞けばいいのかわからない
・生活リズムが崩れて体力的にしんどい
・給料や今後の生活に対する不安がある
・この会社に自分が合っているのか自信が持てない
入社して数ヶ月から1年、慣れない仕事と環境のなかで、毎日何かしらの『悩み』にぶつかっているのではないでしょうか。
先に言っておきたいのですが、新入社員が仕事でつまずいたり、悩んだりするのはごく普通のことです。あなたの能力が低いわけでも、要領が悪いわけでもありません。
学生時代とはルールも人間関係もまるで違う場所に飛び込んだのですから、戸惑って当然です。まわりの先輩や上司も、かつては同じように悩みながら今の場所に立っています。
一口に「新入社員の悩み」と言っても、その中身は人によってさまざまです。人間関係でつまずく人もいれば、仕事の覚えにくさに悩む人、生活リズムの変化やお金の不安のほうが大きいという人もいます。まずは自分の悩みが、どのタイプに近いのかを整理するところから始めてみましょう。
どらすた
目次
新入社員によくある悩み

まずは、新入社員の時期に多くの人がぶつかりやすい悩みを6つ整理しました。それぞれ「なぜ起きるのか」と「どう向き合うか」を、僕の経験も交えて解説していきます。
人間関係がうまくいかない
なぜ起きるか
学生時代は気の合う友人とだけ一緒にいれば良かったのに対して、社会人になると年齢も価値観も違う人たちと、否応なく長い時間を共にすることになります。
自分から話しかけるのが苦手だったり、雑談のネタが見つからなかったりして、「うまく馴染めていないのでは」と不安になるのはこの時期によくあることです。
どうするか
無理に全員と仲良くなろうとする必要はありません。業務に必要な報告・連絡・相談ができる関係を、まずは1人か2人と築くことを目標にすると気持ちが楽になります。
最初のきっかけは、業務に関する質問や確認で構いません。「〇〇の件、確認させてください」といった小さなやりとりを重ねるうちに、少しずつ話しやすい相手が増えていきます。雑談から入ろうとするより、実は業務のやりとりから関係が始まるほうが自然なことも多いです。
僕自身も、入社当初は誰とどう話せばいいのか分からず孤立感を覚えていました。会社で孤立しているように感じるときは、会社で孤立してつらい人へで当時の経験と対処法を詳しくまとめているので読んでみてください。
また、当たりが強く感じる上司や先輩がいる場合は、距離の取り方にもコツがあります。嫌いな上司との付き合い方もあわせてご覧ください。
仕事を覚えられない・ミスが多い
なぜ起きるか
新入社員のうちは、覚えることが一度に大量に押し寄せてきます。業務の手順、専門用語、社内独自のルール……頭の中で整理しきれないまま次の仕事に取りかかることになり、結果としてミスにつながりやすくなります。
また「ミスをして怒られたくない」という気持ちが強くなりすぎると、チャレンジ自体を避けるようになり、かえって成長のスピードが落ちてしまうという悪循環も起きがちです。
どうするか
ミスをゼロにしようとするより、同じミスを繰り返さない仕組みを作ることのほうが現実的です。指摘された内容とその場でどう対応したかを一言でメモに残しておくと、後から振り返りやすくなります。
「メモを取る」「あとで見返して整理する」「次に同じ場面が来たら使う」という3つの工程をセットで意識するだけでも、頭の中に情報が定着しやすくなります。メモを取ること自体が目的にならないよう、見返す時間を先に決めておくのがおすすめです。
僕は入社2年目まで同じようなミスを繰り返していましたが、メモの取り方を見直したことで少しずつ減らせるようになりました。当時の経験は入社2年目でミスばかりの人が変わった話にまとめています。
効率よく仕事を覚えるためのメモの取り方・まとめ方については、仕事がデキるようになるメモの取り方も参考にしてみてください。
わからないことを聞けない
なぜ起きるか
「こんなことも知らないのかと思われたくない」「忙しそうで声をかけづらい」——こうした気持ちから、わからないまま仕事を進めてしまい、あとで大きなミスや手戻りにつながるケースは少なくありません。
新入社員のうちは、何がわかっていないのかすら整理できていないことも多く、それが余計に質問のハードルを上げてしまいます。
どうするか
質問するときは、「何が」「どこまで」わからないのかを一言添えるだけで、聞かれた側も答えやすくなります。「〇〇まではやってみたのですが、この先の進め方がわかりません」といった伝え方が一例です。
タイミングに迷う場合は、あらかじめ質問をまとめておいて、区切りのいい時間にまとめて聞く方法もおすすめです。相手の作業を細切れに止めずに済み、聞く側の気持ちの負担も減ります。
また、「わからないまま抱えているより、聞いて解決したほうが結果的に早い」という事実を、頭のどこかに置いておくだけでも質問のハードルは下がります。聞かれた側にとっても、あとから大きな手戻りが発生するより、早い段階での質問のほうが助かることが多いものです。
生活リズムと体力がついていかない
なぜ起きるか
学生時代と比べて起床時間が早まり、通勤や身支度の時間も加わるため、自由に使える時間そのものが大きく減ります。慣れない緊張感のなかで働くこと自体も、想像以上に体力を消耗するものです。
その結果、休日は寝て終わる、平日は常に眠い、という状態が続き、「自分だけついていけていないのでは」と感じてしまう人も多いです。
どうするか
入社してしばらくは、体力を仕事に使うぶん、プライベートの予定を詰め込みすぎないことを意識してみてください。生活リズムが体に馴染むまでには、数ヶ月単位の時間がかかって当然です。
睡眠時間を確保すること、食事を抜かないことなど、当たり前に思えることほど、忙しい時期には後回しになりがちです。まずは睡眠と食事の2つだけでも意識して整えるようにすると、気持ちの余裕も変わってきます。
「会社に行くこと自体が憂鬱で仕方ない」という状態が続く場合は、会社に行きたくない気持ちの解消で気持ちの整理の仕方をまとめているので参考にしてみてください。
給料と今後の生活への不安
なぜ起きるか
新入社員のうちは、額面の給料から社会保険料や税金が引かれることを実感として知らないまま入社することが多く、「思っていたより手取りが少ない」と感じやすい時期です。
加えて、一人暮らしを始めた場合は家賃や生活費の管理に慣れておらず、お金の不安が仕事の悩みと重なって、余計にしんどく感じてしまうこともあります。
どうするか
まずは1ヶ月の手取り額と固定費(家賃・通信費・保険料など)を書き出して、大まかな収支を把握することから始めてみてください。漠然とした不安は、数字にして見える化するだけでも軽くなることがあります。
給料の額そのものに納得がいかない場合は、今の会社での評価制度や昇給の仕組みを先輩や上司に確認してみるのも一つの方法です。友人や同期の給料と比べて一喜一憂するより、自分の会社の仕組みを正しく知ることのほうが、不安の解消につながります。
この会社に合っているのかわからない
なぜ起きるか
仕事に慣れてきた頃、ふと「そもそも自分はこの仕事、この会社に向いているのだろうか」という迷いが出てくることがあります。特にSNSなどで同世代の活躍を目にすると、比較して焦りを感じやすくなります。
これは、入社前に思い描いていたイメージと、実際の仕事内容や社風とのあいだにギャップが見えてきたサインでもあります。
どうするか
この迷いは、今すぐ結論を出さなくて良いテーマです。「合っていないと感じるのは、仕事内容なのか、人間関係なのか、それとも働き方なのか」を、まずは自分の中で言葉にしてみてください。
今の時点で無理に答えを出そうとせず、「なんとなく合わない気がする」という感覚があることを、まずは自分の中で認めてあげるだけでも十分です。この考え方については、後半の「1年目で辞めたいと思ったときの考え方」でもう少し詳しく触れます。
悩みを長引かせないためのコツ
悩みの中身は人それぞれですが、悩みを長引かせてしまう考え方のクセには共通点があります。僕が実践して効果があったものを4つ紹介します。
・1人で抱え込まない
誰にも話さないまま考え続けると、悩みは実際より大きく見えてしまいます。声に出す、書き出すだけでも整理は進みます。
・記録する
悩んだ出来事とそのときの状況を簡単にメモしておくと、あとから見返したときに「その時特有の事情」だったと気づけることがあります。
・他人と比較しない
同期や同世代のSNSでの見え方は一部分にすぎません。比較するなら、過去の自分と今の自分にしてみてください。
・小さくできたことを数える
「今日は昨日より質問がスムーズにできた」といった小さな進歩を、意識して拾い上げる習慣をつけると、気持ちの土台が安定してきます。
どれも地味な方法に思えるかもしれませんが、僕自身、新入社員の頃からこの4つを続けたことで、悩みに振り回される時間が確実に減りました。
相談先の選択肢
悩みを1人で抱え込まないと言っても、誰に相談すればいいのかわからないという声もよく聞きます。相談先はひとつに絞らず、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。「業務の悩みは先輩に、働き方の悩みは上司に、気持ちの部分は同期や社外の友人に」というように、内容ごとに相手を変えるだけでも相談のハードルはぐっと下がります。
・先輩
業務の進め方や社内の雰囲気など、実務に近い悩みに具体的なアドバイスをもらいやすい相手です。
・上司
業務量や評価、働き方に関わる悩みは、直接影響力を持つ上司に伝えることで実際に状況が変わることがあります。
・同期
同じ立場で同じような悩みを抱えていることが多く、共感してもらいやすい相手です。情報交換の相手としても心強い存在です。
・社外の友人
会社の事情を知らないからこそ、利害関係なくフラットに話を聞いてもらえるという良さがあります。
・社内外の相談窓口
ハラスメントや長時間労働など、上司や同僚に直接は話しづらい内容は、社内の相談窓口や産業医、外部の相談窓口を利用する方法もあります。
気持ちの落ち込みや不調が続くとき、あるいは眠れない・食欲がないといった状態が長く続くときは、1人で抱え込まず、産業医やカウンセラーなどの専門家、自治体や労働局の公的な相談窓口への相談も検討してください。早めに専門的な視点を借りることは、決して弱さではありません。
1年目で「辞めたい」と思ったときの考え方
ここまで挙げてきたような悩みが重なると、「もう辞めたい」という気持ちが浮かんでくることもあると思います。ただ、僕はその気持ちが出てきた時点ですぐに転職を勧めることはしません。
まず大切なのは、「何がつらいのか」を具体的に切り分けることです。「辞めたい」という一言の中には、実はいくつもの原因が混ざっていることがほとんどだからです。
・特定の人間関係がつらいのか
・仕事の進め方や覚えるスピードに悩んでいるのか
・慣れない生活リズムで単純に疲れているだけなのか
・会社の働き方や条件そのものに納得がいっていないのか
こうして分けてみると、「時間が経てば慣れる部分」と「時間が経っても変わりにくい部分」が見えてきます。人間関係や仕事の覚えにくさなど、慣れによって解消されていく悩みも少なくありません。
一方で、切り分けた結果、働き方や社風、業務内容そのものが自分の考え方と根本的に合わないとわかることもあります。その場合は、今の環境を変える選択肢として、転職も検討に値します。
判断に迷うときは、いきなり結論を出そうとせず、今の職場でできることをすべて試したうえで、それでも変わらないかどうかを見てみるのも一つの手です。上司への相談、部署異動の可能性、働き方の調整など、環境を変える前に試せることは意外とあります。
実際に僕の周りにも、1年目で転職という決断をした人がいます。そのときどんな基準で考えたのかを、入社1年目で転職を決断するきっかけにまとめています。
大事なのは、「つらいから逃げる」ではなく「何のために動くのか」を自分の言葉で説明できる状態にしてから決断することです。焦って結論を出す必要はありません。
まとめ
新入社員の時期に悩みを抱えるのは、決して特別なことではありません。人間関係、仕事の覚えにくさ、生活リズムの変化、給料への不安、そして「この会社でいいのか」という迷い——そのどれもが、多くの人が一度は通る道です。
悩みを長引かせないためには、1人で抱え込まず、記録し、他人と比較しすぎず、小さな進歩を積み重ねていくことが助けになります。それでもつらさが続くときは、周囲の人や社内外の相談窓口、専門家の力を借りることも選択肢に入れてください。
そして「辞めたい」という気持ちが浮かんだときも、焦って結論を急ぐ必要はありません。まず何がつらいのかを言葉にすること、そのうえで今の職場でできることを試してみることから始めてみてください。それでも状況が変わらないときに初めて、環境を変えるという選択肢を具体的に考えれば十分です。
どらすた
以上で終わります。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
悩みの正体がはっきりしないときは、転職すべきか診断で状況を整理してみるのもおすすめです。
今の状況を整理したい方へ
あなたは今、転職すべき?キャリア診断
8つの質問に答えると、いまのあなたが「土台づくり期」「助走期」「跳躍準備期」「環境見直し期」のどれに近いかがわかります。結果に応じて、次に読むとよい記事もご案内します。登録は不要です。
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