職場に嫌いな上司がいる人
仕事の内容自体は好きなのに、上司との関係だけがしんどくて会社に行くのが辛い。そんな気持ち、僕にもすごく覚えがあります。上司は部署異動や配置転換がない限り、基本的には自分では選べません。だからこそ「合わない」と感じたときの苦しさは、他の悩みよりも根が深くなりがちです。本日はこんなお悩みを解決していこうと思います。
・嫌いな上司のせいで、毎朝会社に行くのが憂うつ
・嫌いな上司との付き合い方、距離の取り方を知りたい
・感情的にならずに、うまくやり過ごす方法が知りたい
本記事の信憑性
・新卒で入社した会社で、上司と合わずに悩んだ経験がある
・入社11か月というタイミングで転職を決意し、実際に行動に移した
・転職後に信頼できる上司に出会い、そこから独立して個人事業主になった今も、当時の悩みを振り返って記事を書いている
学生時代なら”バイト先の店長”、社会人になれば”職場の上司”。上に立つ人間と合わないと、本当に毎日がしんどいですよね。しかも上司は自分で選べないうえに、毎日顔を合わせなければいけない相手だからこそ、悩みが深くなりやすいんだと思います。今日は『嫌いな上司がいる場合、どう付き合っていけばいいのか』について、できるだけ具体的にお話しします。
僕自身、過去にいろいろな付き合い方を試したうえで、最終的には転職という選択肢を選びました。ただ、転職だけがすべての解決策ではないとも思っています。この記事では『今の環境でできる工夫』と『それでもつらいときの選択肢』の両方をお伝えします。
どらすた
目次
上司が「嫌い」になる典型パターンを知っておく

ひとくちに「嫌いな上司」と言っても、その中身は人によって全然違います。まずは自分の上司がどのタイプに近いのかを整理すると、対処の方向性も見えてきます。ここでは僕自身が過去に出会った上司や、周りから聞いた話をもとに、よくあるパターンを4つ挙げてみます。
高圧的・威圧的なタイプ
声を荒げる、人前で叱る、常に上から押さえつけるような言い方をする上司です。萎縮してしまい、本来言えるはずの意見も飲み込んでしまう人が多いように思います。このタイプに対しては、感情のぶつかり合いにならないよう、事実と数字を軸に淡々と受け答えすることが有効です。「怖いから黙る」を続けると、相手の中であなたの立場がどんどん弱くなっていくので、最低限の反論や確認は言葉にして残しておく意識を持ちましょう。
高圧的な上司
こういう場面では、言い返すよりも「ご指摘ありがとうございます、〇〇の部分を修正して再提出します」のように、要点だけ拾って淡々と返すほうが早く場が収まります。感情のスイッチを入れないことが最大の防御になります。
理不尽な指示や、言うことがコロコロ変わるタイプ
昨日と今日で指示が違う、機嫌によって言うことが変わる。こういう上司に振り回されると、何を信じていいのか分からなくなりますよね。対処法としては、指示を受けた時点で内容をメールやチャットなど文字で確認し直す癖をつけることです。「言った・言わない」のトラブルを防げるだけでなく、後から見返したときに自分の対応が間違っていなかったことの証明にもなります。指示が変わった経緯も一言添えて記録しておくと、あとで「前回と話が違う」と冷静に指摘する材料にもなります。
放任・無関心なタイプ
逆に、相談してもまともに反応が返ってこない、フィードバックがほとんどないという上司もいます。放っておかれると楽に感じる時期もありますが、成長の機会が得られず、気づけば同期との差が開いていたということも起こり得ます。こうした環境にいると感じたら、上司からの指導を待つのではなく、自分から情報を取りに行く・学ぶ場を外に見つける姿勢が大切です。社内の他部署の先輩に教えを乞う、業務に関連する本や研修を自分で探すなど、上司を経由しない成長のルートを持っておくと焦りが減ります。スキルアップできない会社にいる人へでも触れていますが、環境のせいにしすぎず、できる範囲で動いてみることが今後の選択肢を広げてくれます。
えこひいき・不公平なタイプ
特定の部下だけをかわいがる、逆に特定の人にだけ厳しく当たる。こうした扱いの差を目の当たりにすると、自分の評価そのものに自信が持てなくなってしまいます。この場合は「上司の評価がすべてではない」と割り切ることも必要です。上司一人の主観よりも、実際の成果や周囲からの信頼のほうが、長い目で見れば自分を守ってくれます。同じように扱いの差を感じている同僚がいれば、お互いの状況を共有しておくだけでも、孤独に評価される感覚は和らぎます。
今日から試せる、上司との付き合い方の工夫

上司のタイプが分かったところで、次は明日からでも試せる具体的な工夫を紹介します。どれも大きな決断はいらず、自分の行動を少し変えるだけでできることばかりです。
報連相の「型」を決めておく
嫌いな上司との会話は、できるだけ短く要点だけで終わらせたいものです。そのためにおすすめなのが、結論から話す・理由は簡潔に添える・最後に確認事項を伝えるという報連相の型を自分の中で決めておくことです。話す内容が整理されていると、上司からの余計な突っ込みも減りますし、フィードバックとは何かを理解しておくと、上司からの指摘を感情的に受け止めずに「情報」として処理しやすくなります。
①結論:〇〇の件、A案で進めます
②理由:△△の理由で、A案のほうがリスクが低いと判断しました
③確認:進め方に問題なければ、明日から着手します
こうした型を持っておくだけで、雑談混じりに突っ込まれる余地が減り、会話そのものを短く終えやすくなります。
感情を仕事から切り離して考える
上司の言動と、自分自身の人間としての価値は別物です。「この人にこう言われたから、自分はダメなんだ」と結びつけてしまうと、必要以上に消耗してしまいます。上司の言い方は上司の課題であって、自分の課題ではない場面も多いんですよね。仕事上の役割として割り切って接する意識を持つだけで、気持ちの負担はかなり軽くなります。僕自身は「これは仕事上のキャラクターとして受けている言葉であって、素の自分への評価ではない」と頭の中で線を引くようにしてから、帰宅後まで引きずることが減りました。
やり取りは記録に残す
指示された内容、言われたこと、自分がとった対応。これらを簡単にでもメモしておくと、後から「あのとき何が起きたか」を客観的に振り返れます。日付・場面・言われた内容・自分の対応の4点だけでも書き残しておけば、あとから見返したときの材料として十分です。僕自身、入社2年目でミスばかりだった時期に、上司とのやり取りを記録するようになってから、自分のミスの傾向と上司の指示の癖の両方が見えてきて、対応がぐっと楽になった経験があります。記録は自分を守る材料にも、成長のヒントにもなります。
一人で抱えず第三者を挟む
上司との関係に悩んでいると、視野がどんどん狭くなっていきます。信頼できる同僚や、他部署の先輩、家族や友人など、利害関係のない第三者に話すだけでも気持ちが整理されることがあります。可能であれば、1対1ではなく上司との間に人事や別の上司を挟んでもらうのも一つの手です。第三者の視点が入ることで、話がこじれにくくなりますし、自分だけが我慢すればいいという思い込みからも抜け出しやすくなります。同じ職場の中で相談しづらい場合は、社外のキャリア相談やメンター的な存在を頼るのも選択肢の一つです。自分の状況を知らない第三者だからこそ、フラットな意見をもらえることもあります。
それでもつらいときの選択肢

ここまで紹介した工夫を試しても、状況が変わらない、むしろ苦しくなる一方ということもあると思います。「朝、会社に行きたくない」という気持ちが続くようなら、無理を重ねすぎないことが何より大切です。会社に行きたくない気持ちの解消についても書いているので、当てはまる部分があれば合わせて読んでみてください。ここからは、今の環境を変えるための具体的な選択肢を紹介します。
異動を打診してみる
まずは異動願いを出すという方法があります。ただし、僕自身の経験上、部署異動はすぐに通るものではありません。組織のバランスや引き継ぎの都合もあり、「今の部署でしばらく頑張ってほしい」と言われるケースも多いです。
管理職
僕自身も過去にこう言われた経験があります。それでも、悩みを言葉にして会社側に伝えておくことには意味があります。その場ですぐに結果が出なくても、記録として残り、後々の判断材料になったり、次の一手を考えるきっかけになったりします。
社内外の相談窓口を頼る
上司の言動が、単に「合わない」というレベルを超えて、人格を否定するような発言や、過度な叱責が続いているように感じる場合は、一人で抱え込まないでください。パワーハラスメントに該当しうる言動については断定的な判断が難しい部分もありますが、社内の相談窓口や人事、あるいは社外の労働相談窓口や専門家に相談することを検討してほしいと思います。誰かに話すことで、自分の状況を客観的に整理できますし、必要な対応を一緒に考えてもらえます。
どこに相談すればいいか分からない場合は、まず身近な社内窓口に「話を聞いてほしい」と伝えるところから始めるだけでも十分です。
労働政策研究・研修機構が2012年に行った調査では、農・漁業を除く従業員10人以上の民間事業所14,000か所を対象にしたアンケートで、過去1年間にメンタルヘルス不調で休職・退職した人がいる事業所は全体の25.8%という結果が出ています。人間関係の悩みを一人で抱え込むことは、決して珍しいことではありません。だからこそ、早めに相談する選択肢を持っておくことが大切です。
環境を変える(転職)という選択肢

工夫を重ねても状況が変わらず、心身への負担が大きいと感じるなら、転職も選択肢の一つです。「逃げ」と感じる必要はなく、環境を変えることで働き方そのものが良くなる可能性は十分にあります。僕自身、新卒入社した会社で嫌いな上司の下についていましたが、入社11か月で転職を決断し、そこで出会った上司のおかげで仕事に対する気持ちが大きく変わりました。
ただし、上司から逃げたい一心で焦って転職先を決めてしまうと、また似たタイプの上司に当たってしまうこともあります。企業研究や職場の雰囲気を事前に調べる時間は、多少削ってでも確保したほうがいいです。また、転職活動をする際は、退職理由や転職理由をどう伝えるかで悩む人も多いと思います。第二新卒の転職理由の伝え方にまとめているので、参考にしてみてください。
やってはいけない対応

最後に、嫌いな上司への対応として避けたほうがいいことをまとめておきます。一時的にはスッキリしても、長い目で見ると自分の首を絞めてしまうことがあるので注意してください。
感情的に反発する
どれだけ理不尽だと感じても、その場で感情的に言い返すのはおすすめしません。一瞬のスッキリ感と引き換えに、社会人としての評価を落としてしまうリスクのほうが大きいからです。特に人前でのやり取りは周りもよく見ています。伝えたいことがあるなら、感情が落ち着いてから、事実ベースで冷静に話すほうが結果的に伝わりやすくなりますし、後から「あのときは言いすぎた」と後悔することも減ります。
無視・シカトを貫く
最低限の業務連絡すら無視するような態度は、周囲からの評価も下げてしまいます。「上司が嫌いだから」という理由が、社会人としてのマナーを欠く言い訳にはなりません。関わりを最小限にすること自体は一つの戦略ですが、必要な連絡や挨拶までなくしてしまうのはやりすぎです。上司以外の周りの人たちは、あなたの態度を意外と冷静に見ているものです。
周囲への愚痴を広げすぎる
ストレスを誰かに聞いてもらうこと自体は大切ですが、社内のいろいろな人に同じ愚痴をこぼし続けると、「あの人は上司の悪口ばかり言っている」という印象がついてしまい、結果的に自分の居場所を狭めてしまうことがあります。話した内容が回り回って上司本人や別の部署に伝わり、関係がさらにこじれてしまうケースも見てきました。会社で孤立している人への記事でも書きましたが、人間関係の悩みは、話す相手やタイミングを選ぶことも大事なポイントです。愚痴を吐き出す相手は、社外の友人など、社内の人間関係と切り離せる相手を選ぶほうが安全です。
まとめ
嫌いな上司との付き合い方について、パターン別の対処法から、今日から試せる工夫、それでもつらいときの選択肢まで紹介してきました。上司との関係は自分一人でコントロールしきれない部分も多いですが、感情を切り離す、記録を残す、第三者を頼るといった工夫を積み重ねることで、負担を減らせる場面は確実にあります。
それでも状況が変わらないなら、異動や相談窓口、転職といった選択肢を検討することも決して悪いことではありません。今の会社、今の上司がすべてではないという視点を持っておくだけで、少し気持ちに余裕が生まれることもあります。焦って結論を出す必要はないので、自分のペースで、できるところから試してみてください。
・上司のタイプを知ることで、対処の方向性が見えてくる
・感情を切り離す、記録を残すなど、今日からできる工夫がある
・つらいときは一人で抱えず、異動・相談窓口・転職も選択肢に入れていい
どらすた
以上で終わります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今の状況を整理したい方へ
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8つの質問に答えると、いまのあなたが「土台づくり期」「助走期」「跳躍準備期」「環境見直し期」のどれに近いかがわかります。結果に応じて、次に読むとよい記事もご案内します。登録は不要です。
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