新人で怒られてばかりで辞めたい人へ|怒られる理由の見分け方と、辞めると決める前の順番

新人で怒られてばかりで辞めたい人へ 怒られる理由の見分け方と辞めると決める前の順番

悩める会社員

入社してから、ほとんど毎日のように先輩や上司に注意されています。朝、会社の最寄り駅に着くと胃が痛くなって、「もう辞めたい」と思うのが口癖になりました。でも、まだ1年目です。ここで辞めるのは早い気もして、どうしたらいいのか分からなくなっています。

どらすた

毎日注意されると、出社前から体が重くなりますよね。辞めたいと思うほどつらいのに、辞めていいのかも決められない。その迷いは自然なものです。今日は、新人が怒られやすい理由、怒られる理由の見分け方、怒られた直後の動き方、辞めたい気持ちの扱い方、辞めると決める前の順番、そして限界のサインと相談先まで、順番に整理していきます。

この記事は、入社1年目の新人が「怒られてばかりでつらい」ときに、その理由を見分けて、辞めるかどうかを決める前に何をするかを扱います。辞めることをすすめる記事でも、続けることをすすめる記事でもありません。2年目で同じ悩みがある方、転職した先で怒られてばかりの方は、末尾の記事一覧から別の記事に進んでください。以下に出てくる会話や状況は、説明のための例です。自分の職場の状況に置き換えて読んでください。

次のような状態に心当たりはありませんか。

  • 毎日のように注意されて、出社前から胃が痛い。
  • 注意されるたびに「自分は向いていない」と考えてしまう。
  • 「もう辞めたい」と、一日に何度も思う。
  • 1年目で辞めるのは早い気もして、結論が出せない。

新人が怒られてばかりになりやすい理由

新人が毎日のように注意されるのは、能力が低いからとは限りません。新人という立場そのものが、注意を受けやすい構造にあります。

  • 仕事のやり方、社内のルール、言葉の使い方など、知らないことが一度にとても多い。
  • 先輩にとっては当たり前のことでも、新人にとっては初めて聞くことが多い。
  • 先輩側に新人を教えた経験が少なく、教え方が荒くなっている。
  • 忙しい職場では、説明を省いて、間違ったときだけ指摘する形になりやすい。

もう一つ、見落としやすい点があります。ただの指摘や確認が、疲れているときには「怒られた」に聞こえることがあります。たとえば「ここ、数字が違うよ」という一言は、相手にとっては修正依頼でも、自分には叱責に響くことがあります。

もちろん、実際に強い口調で言われている場合もあります。その場合も、自分の価値が低いから強く言われているとは限りません。相手の余裕のなさや、教え方の癖が原因のこともあります。まずは「新人は怒られやすい位置にいる」と知っておくと、一つ一つの注意を人格への評価として受け取りすぎずに済みます。

たとえば、入社して数か月の新人が、書類の提出先を間違えて強く注意された場合を考えてみてください(例です)。提出先のルールを誰からも聞いていなかったなら、その注意は、仕組みの穴が新人に向かって出た形かもしれません。同じ出来事でも、背景を見ると意味が変わります。

怒られる理由は3つに分けて考える

「怒られた」という出来事を、全部同じ重さで抱えると、気持ちが持ちません。理由を次の3つに分けて見てみましょう。

自分で直せることで怒られている

時間に遅れる、期限を過ぎる、同じミスを繰り返す、報告が遅れる、といったものです。これは、やり方を変えれば減らせる部分です。メモの取り方や確認の手順を決めるだけで、注意の回数が変わることがあります。ミスそのものが多くて悩んでいるときは、新入社員の仕事の悩みに関する記事が参考になります。

教わっていないことで怒られている

「それくらい常識でしょ」「前にも言ったよね」と言われても、実際には教わっていないことがあります。新人のうちは、これが一番多いかもしれません。この場合、悪いのは自分の努力不足ではなく、伝える仕組みがなかったことです。後で説明しますが、「それはまだ教わっていません。やり方を教えてください」と落ち着いて伝えてよい場面です。

指導の範囲を超えているもの

次のようなものは、仕事を教える範囲を超えている可能性があります。

  • 人格や容姿、家族などを否定する言葉を言われる。
  • 周りに聞こえるような大声で、長い時間責められる。
  • 物を叩く、投げるなどの行為がある。
  • 何時間も拘束されて、同じことを繰り返し言われる。

これは、我慢して耐える対象ではありません。パワーハラスメントにあたるかどうかは、このブログでは判断できません。ただ、該当する可能性があると感じたときは、後半の相談先に状況を伝えてください。

悩める会社員

自分の場合、3つが全部混ざっている気がします。どれが一番多いのか、分かりません。

どらすた

混ざっているのが普通です。まずは1週間、怒られた内容を一行ずつ書き出して、3つに仕分けてみてください。割合が見えるだけで、「全部自分が悪い」という感覚がほぐれることがあります。

怒られた直後の受け答えと、持ち帰り方

怒られている最中は、頭が真っ白になりやすいものです。その場で完璧に受け答えする必要はありません。目標は、「相手の指摘の中身だけを持ち帰ること」です。

流れは三つです。まず、最後まで聞きます。次に、「分かりました」「失礼しました」など短く受けます。最後に、指摘の中で自分に必要な部分を一つだけ確認します。感情に反応して言い返したり、長く謝り続けたりしなくて大丈夫です。

怒られた直後の言い方の例

指摘を受けたとき:「ありがとうございます。次回は〇〇の部分を先に確認してから提出します」

教わっていないとき:「その点は、まだ教わっていませんでした。やり方を教えていただけますか」

意味が分からないとき:「〇〇という理解で合っていますか。違っていたら教えてください」

落ち着きたいとき:「少し整理してから、あらためて確認させてください」

席に戻ったら、持ち帰りの作業をします。メモ帳に、次の三点だけ書きます。何を言われたか、事実として直すことは何か、次に何をするか。「向いていない」「迷惑をかけている」といった感想は、書く欄を分けて、別に置いておきます。事実と感想を分けると、気持ちの整理がつきやすくなります。

夜になってから、昼間の場面を何度も思い出してしまう方もいると思います。そのときは、メモに書いた事実の部分だけを読み返して、感想の欄は開かないようにしてください。考える時間を決めて、時間が来たら切り上げるのも一つの方法です。寝る前に仕事の場面を再生し続けると、眠りにも響きます。頭の中でぐるぐる回る代わりに、紙に出して終わりにする、というイメージです。

注意された内容を引きずってしまう日は、ミスの報告の仕方に関する記事も、受け止め方の参考になります。

怒られてばかりで辞めたい気持ちは、衝動と判断に分ける

「辞めたい」には、性質の違う二つがあります。

  • 衝動の「辞めたい」:怒られた直後、疲れた夜、休み明けの朝に強くなる。時間がたつと少し弱まる。
  • 判断の「辞めたい」:落ち着いている時間にも考えが変わらない。理由を言葉にできる。

衝動の「辞めたい」は、気持ちの警報のようなものです。無視する必要はありませんが、その瞬間の気持ちだけで大きな決断をすると、後から迷いが出ることがあります。反対に、判断の「辞めたい」は、時間をかけて向き合う価値があります。

見分ける方法は簡単です。「辞めたい」と思ったときに、時刻と、直前にあった出来事をメモしておきます。2週間ほど続けると、怒られた直後ばかりなのか、何もない休日にも思うのかが見えてきます。

ここで大切なのは、衝動だから間違いだ、判断だから正しいという話ではないことです。衝動の「辞めたい」も、職場で何かがつらいという本物のサインです。サインを見落とさずに、決断だけは急がないということです。

1年目でもう辞めると考えているなら、1年目の転職に関する記事で、辞める場合の考え方を扱っています。

悩める会社員

辞めたいと思うこと自体が、弱いからなのかなと考えてしまいます。

どらすた

辞めたいと思うのは、弱いからではなく、それだけ負担がかかっているというサインです。サインが出ているなら、決断を急ぐ前に、状況を整える順番を踏んでみましょう。

辞めたいと決める前に踏んでおきたい順番

辞めると決めるのは、その後でも遅くありません。決める前に、次の順番で状況を整えてみてください。全部やる必要はありません。できるところから進めれば十分です。

記録を取る

いつ、誰に、何を言われたかを、事実だけ短く残します。「3月4日、午後、〇〇さんに、資料の誤字について指摘された」くらいで十分です。記録は、自分の状況を客観的に見るためのものであり、後で誰かに相談するときの材料にもなります。

信頼できる人に1人だけ話す

同期、別部署の先輩、家族、友人など、評価に関係しない人が話しやすいです。解決策をもらうためというより、頭の中を言葉にして整理するための相談です。話すだけで、「自分だけがおかしいのではなかった」と分かることもあります。

期限を決めて様子を見る

「いつまでもつらいまま続ける」でも「今すぐ辞める」でもなく、期限を区切ります。たとえば「次の1か月、記録を取りながら様子を見て、その時点でもう一度考える」といった形です。期限があると、終わりのないつらさから抜け出しやすくなります。

環境を変える選択肢を並べる

辞める以外にも、選択肢はあります。

  • 教育担当や上司に、教え方や指示の出し方について相談する。
  • 人事に、配置や担当の見直しについて相談する。
  • 休職や休暇を取る。
  • 転職を考える。

「続ける」「環境を変える」「転職」は、並べて比べられる選択肢です。どれを選んでも、間違いというわけではありません。上司との関係そのものがつらいなら、上司との付き合い方に関する記事も参考にしてください。

期限を決めて様子を見るときは、その間に変えられることを一つだけ決めておくと、動きやすくなります。たとえば「指摘された内容を毎日メモに残す」「週に一度、先輩に確認の時間をもらう」など、小さなもので構いません。小さく試して、変化があったかどうかを記録で見直します。変化があれば続ける理由が増えますし、なければ次の選択肢に進む理由になります。

眠れない・食べられないときは限界のサイン

ここまで書いた工夫は、体と心にまだ余裕があるときのためのものです。次のような状態があるときは、工夫を重ねる段階ではなく、休むことと相談を優先する段階です。

限界のサインの目安
  • 眠れない日、夜中や早朝に目が覚める日が続いている。
  • 食べられない、または食べ過ぎてしまう日が続いている。
  • 理由がなくても涙が止まらなくなる。
  • 朝、体が動かず、会社に向かえない日が増えている。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」と考えることがある。

これらが当てはまるときは、仕事を続けるかどうかを考える前に、まず休むことが優先です。このブログでは、体や心の状態について診断や判断はできません。気になる症状がある場合は、医療機関や専門の窓口に相談してください。

相談先の例として、厚生労働省のこころの耳があります。働く人の心の悩みについて、電話やSNSで相談できる窓口が案内されています。職場での指導に関する悩みは、厚生労働省の総合労働相談コーナーでも相談できます。会社を通さずに利用でき、相談は無料です。

「怒られてばかりで、人に相談するほどのことではない」と思わなくて大丈夫です。つらいと感じていること自体が、相談してよい理由になります。

よくある疑問

よくある疑問

Q.新人が毎日怒られるのは普通ですか。
A.新人は知らないことが多く、注意を受ける機会は増えます。ただ、毎日続くことと、それを我慢すべきかどうかは別の話です。人格を否定される、大声で長時間責められるといった場合は、指導の範囲を超えている可能性があります。

Q.怒られてばかりで辞めたいのは、甘えですか。
A.辞めたいと感じること自体は、甘えと決めつけられるものではありません。負担がかかっているというサインです。ただ、気持ちが強い時期に決断を急ぐと迷いが残ることもあるため、記録を取り、期限を決めて様子を見る順番をおすすめします。

Q.2年目でも同じように怒られています。この記事で合っていますか。
A.この記事は1年目向けです。2年目の場合は、下の一覧にある2年目向けの記事をご覧ください。

状況に応じて、次に読む記事

今の状況に近いものがあれば、あわせて読んでみてください。

どらすた

怒られてばかりの毎日は、自分の価値が低いからではなく、新人という立ち位置と職場の教え方が重なって起きていることが多くあります。怒られた理由を3つに分け、辞めたい気持ちを衝動と判断に分け、記録を取りながら順番に進めてみてください。眠れない、食べられないなどのサインがあるときは、一人で抱えず、休むことと相談を先にしてくださいね。

今の状況を整理したい方へ

あなたは今、転職すべき?キャリア診断

8つの質問に答えると、いまのあなたが「土台づくり期」「助走期」「跳躍準備期」「環境見直し期」のどれに近いかがわかります。結果に応じて、次に読むとよい記事もご案内します。登録は不要です。

診断をはじめる(無料・8問)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です